城西病院では平成20年度より当院独自の認知行動療法プログラムをアルコール依存症の患者様を対象に毎金曜日にⅠクール全12回で実施しています。
ステージ1「習慣を変える」から始まり、全ステージを通してアルコール依存症になる理由や、そこに起因する自分自身の問題点を洗い出し、これからの人生を自分自身で考えてもらうプログラムとなっています。
卒酒会は入院患者様だけでなく、退院された患者様も参加され、発言しあい互いに刺激し合える場となっています。
卒酒会での内容については、毎週ブログにアップしています。
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【スタッフBLOG】
今日は和ちゃん先生が不在なので、私が代役することとなりました。
最初に数々の至らぬ点、物足りなかった勉強会となりましたことをお詫び申し上げます。
さて本日は「アルコール依存症とは？」というテーマで話し合いました。そもそも依存症とはコントロール障害という意味で間違いないと思います。さまざまな依存症がありますが、量・時間・場所などにおいて常識の範囲を逸脱した抑えが効かない状態だと言えます。
依存症には少なからず習慣と深い関わりがあります。１０年、１５年と経過しているので根はかなり深く、自分の意志だけではどうにもならない場合がほとんどです。
私も過去に喫煙習慣があり、丸２０年タバコを吸い続けました。その間、タバコをやめたいと思ってもなかなか一人ではやめられず挫折を繰り返していました。そのような時に卒酒会に関わるようになり、依存症とはということを学び、真剣に考えるようになりました。共に歩む姿勢で勉強しているうちにメンバーさんと同じように依存症と向き合うようになり、ようやくニコチンから解放された生活を手に入れることができました。
この過程はお酒であれニコチンであれ、あるいはギャンブルとかでも同じだと思います。人はなかなか一人では脱却することは難しく弱い生き物です。ある程度同じ仲間や体験をした者どうしで情報共有し合うことが有効だと考えます。そのような中で仮に失敗をしたとしても、また立ち向かえる勇気を得られるものだと信じています。このブログをご覧のみなさんの中で、何らかの依存症を抱えている方はどうか一人で悩まず卒酒会メンバーと共にこの問題を考えて参りましょう！それが依存症からの脱却をする第一歩となります。
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お問合せ先
城西病院 地域連携室（088-631-0181）
徳島県徳島市南矢三町3-11-23
