城西病院では平成20年度より当院独自の認知行動療法プログラムをアルコール依存症の患者様を対象に毎金曜日にⅠクール全12回で実施しています。
ステージ1「習慣を変える」から始まり、全ステージを通してアルコール依存症になる理由や、そこに起因する自分自身の問題点を洗い出し、これからの人生を自分自身で考えてもらうプログラムとなっています。
卒酒会は入院患者様だけでなく、退院された患者様も参加され、発言しあい互いに刺激し合える場となっています。
卒酒会での内容については、毎週ブログにアップしています。
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【スタッフBLOG】
こんにちは
院内卒酒会も15年目を迎え、今回から新しいクールがスタートしました
連日の大雨で警報が出ている中、外来患者様は休まずに参加してくださり、全部で14名の参加となりました
最近アルコール依存症による入院患者様が増えてきており、現在、急性期病棟にて8名の方が治療を受けられています
初めて参加された方がたくさんいらっしゃったため、和先生より、これまでの卒酒会を振り返りながら、卒酒会についての説明をしていただきました。
現在の卒酒会では、お酒に「仏教」「般若心経」を用いて、人間の真理についても学んでいます
アルコール依存症は、自らの心の痛みに向き合うことを避け、飲酒に溺れることによって生じてくる病です。心の痛み止め
＝お酒
となってしまっている状態です。
参加者のお一人が、自分の心の痛みは淋しさからきていると話され、「酒は覚醒剤と同じと思っている。頭では分かっているけど頼ってしまう。入院中は仲良くしてくれる人がいて、お酒を欲しいと思わないけど、家に帰ったら淋しくなって飲んでしまいます。」と発表されていました。
卒酒会に継続して参加していただき、お酒以外の心の痛み止めを見つけられるようになって欲しいなと思いました。一緒に考えていきたいと思います
さて、今期の卒酒会では秋に高野山への1泊旅行を予定しています
参加条件として、少なくとも今日から旅行の日まで禁酒・禁煙が出来た方で、今期のアルコールプログラムに対する参加意欲がある方となっています。
3ヵ月後、高野山の厳かな雰囲気を味わえるよう、みんなで頑張って勉強していきたいと思います
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◇アルコール勉強会のお問合せ先◇
城西病院 地域連携室（088-631-0181）
徳島県徳島市南矢三町3-11-23
